長方形を x 軸まわりに回すとバームクーヘン型の立体 Q ができます。 それをさらに y 軸まわりに回すと立体 R になります。3Dで回しながら、面積と体積の求め方を確認できます。
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P は x が 1〜3、y が 1〜2 の長方形です。よって面積は 2 × 1 = 2 です。
長方形 P を x 軸まわりに回すと、内半径 1・外半径 2・長さ 2(x が 1〜3)の筒(バームクーヘン型)になります。 断面はドーナツ(円環)で、その面積は π(2² − 1²) = 3π です。
立体 Q を y 軸まわりに回します。高さ y で輪切りにして、y 軸からの距離 r がとりうる範囲を考えると、回転後の断面は円環になります。
Q の点は「x が 1〜3」「y² + z² が 1〜4」です。高さ y を固定すると、y 軸からの距離は r = √(x² + z²) です。
断面積 = π(r外² − r内²) は次のようになります。
これを y = −2 から 2 まで積分します。
この値は、上の3D(モンテカルロ法による数値計算でも約 129.8)と一致します。
R は「球にまっすぐな穴」ではありません。式を整理すると、外側は半径 √13 の球面、穴の中央は半径 √2 の球面でできていることが分かります。横から切った断面を見ると分かりやすいです。
近い形は、球に穴を空けた「ナプキンリング(ビーズ)」ですが、本来のナプキンリングは穴がまっすぐな円柱です。R は穴も球面(樽型)なので、決まった名前のない回転体です。強いて言えば「穴あきの球帯」と呼べる形です。
これは数学IIIで学ぶ「回転体の体積」、とくに y 軸まわりの回転(バウムクーヘン型) の考え方を使う標準的な題材です。 「x 軸で回してできた立体を、さらに y 軸で回す」という二段構えになっているのが特徴です。 出題元は 名古屋大学 2011年 の入試問題で、本ページは X の @MFune2005 さんによる改変版を題材にしています。本ページの面積・体積は当方で計算・検算したもので、③は 124π/3 です(数値計算ともほぼ一致します)。
解法の考え方は、次のような数学IIIの解説が参考になります。