金で爵位を買ったり、月の土地が買えたり、献血を繰り返していると表彰されたりとか、世の中にはいろいろな寄り道があります。
もしも人生がSteamで配信されているのであれば、右下にとってつけたような実績がPOPしていることでしょう。
「月の支配者……あなたは月の土地を買った!」なんてね。
やんなくてもいいし、やっても別に得はないけど、人によってはちょっとうれしい寄り道です。
そのうちの一つが国会図書館への納本ではないでしょうか。
というわけで、国会図書館に同人誌を収めました。
国会図書館ですばら3の本が読めますよ!
(NDLオンラインではなくて国会図書館サーチで探すと出てくる)
というと大げさでなんかすごそうですが、実のところ国会図書館は「なんでも」、本気で、出版物なら「なんでも」確保、収容、保護するところですので、別に審査があって内容ではじかれるとか、そういうことはありません。
国立国会図書館のQ&Aに、
ただし、ホチキス留めなど簡易綴じのもの、広く一般に公開することに支障があるものなどは、納本の対象とはなりません。
書店で一般に頒布される出版物、通常の自費出版物等については、100部刊行されていることを基準とします。
とありますので、コピー本、あんまり一般に公開したくない秘密が書いてある本、100部以下の本は対象とならなさそうですが……。
それ以外であれば、99.99%収容されると思います。
ねっ。国会図書館に本を弾かれるよりラクダが針の穴を通る方が優しそうですよ。
人生の寄り道とは申しましたが、上記のような一部の例外を除いて、納本は義務です。
国立国会図書館法には、正当な理由なく本を納めなかったときは、出版物の小売価格の5倍に相当する金額以下の過料に処せられるとの規定があります。ひええ。
ただし、現在まで一度も適用されたことはないそうなので、どっちかといえばちゃんとするべきは税務署に対してになるでしょう。
というわけで、国会図書館に本を納めるのは楽しいぞ!
申請すれば本の半額+送料にあたる代償金をもらえるそうですが、電話による事前連絡が必要とのことで、めんどくさかったので断念しました。
こっちについては多少~~~~……合理的なんかがあるかもですね。でもまあ、常識的な範囲であればそんなに要件は厳しくないでしょう……。
納本するための本については余部から出したのでいくらでもなんですが、意外と送料がかかったので、もらっておいてもよかったかもしれない。
お手持ちにご自分の本がある方は、ぜひとも一度納本をされてみてはいかがでしょうか。
受領書が欲しい場合は宛先のメモを添えて送ってくれとのことだったので、お手紙用の小さなメモを入れておいたらしっかり受領書をくれました。
ほんとうに、ただ送るだけです。
なお、収蔵する際にはカバーやオビを廃棄するそうですので、気合入れた一冊を後世に残したいという場合はこのあたりを考えておくとよさそうです。
この世に確かなものなんて何一つありません。いつ自宅がなくなってしまうかもわからない。
来たるべきポストアポカリプスに備えて分霊箱を作っておくのはいかが?
ところで、納本は書籍に限った話ではありません。
原則として、頒布を目的として相当部数作成されたすべての出版物です。図書、雑誌・新聞だけでなく、CD、DVD、ブルーレイ、レコード、楽譜、地図なども対象となります。
ゲームソフトですら納めることができます!